ごあいさつ
皆様には、日頃より私ども鹿児島相互信用金庫をご愛顧、お引き立ていただきまして、誠にありがとうございます。ここに、当金庫第80期業務の概況と決算についてご報告するにあたり、心から厚く御礼を申し上げます。
さて、昨年度前半のわが国経済は、新興国の高い経済成長率を背景にした輸出関連企業の業績回復と政府の経済対策効果もあり、緩やかな回復がみられました。しかし、後半にはデフレ基調や厳しい雇用情勢・所得環境に加え、円高傾向の長期化や資源価格の上昇などの影響から、先行き不透明な状況となりました。また本年3月に発生した東日本大震災の影響により、一部の生産活動が低下し景気の下押し圧力が強まりました。
鹿児島県内においても口蹄疫、赤潮、鳥インフルエンザ、新燃岳噴火などが次々と発生し、全体として厳しい状況が続きました。しかし、明るい話題もあります。本年3月には九州新幹線が全線開業し、九州内の移動は大幅に時間短縮され、さらに大阪まで乗り換えなしでおよそ4時間で結ばれました。今後、九州内のみならず、中国地方や関西以東からの観光客増加が大いに期待されるところです。また、農業・漁業・畜産業などの第一次産業は確固たる基盤を築いており、“鹿児島の元気”の源の一つになっているように思われます。
このような状況のなかで、当金庫の果たすべき役割は企業の永続性を第一義に考え、その事業展開を金融面はもとより、様々な面からサポートしていくことと考えております。引き続き今年度も、県内特産物の地産地消の取り組みへの支援や販路拡大など、地域内から地域外をターゲットにした「食&アグリ」関連事業を行っていくとともに、「TOBO会」の活動を通じて中国など海外への県産品の輸出支援をさらに強力に推進し、県内事業者をバックアップしてまいります。皆様にはビジネスチャンスの拡大のためにご活用いただき、業績のさらなる向上に役立てていただければ幸いです。
当金庫は本年2月16日に創立80周年を迎えました。これもひとえに皆様方のご支援の賜物と感謝申し上げます。周年事業として建設を進めておりました新本部ビルも完成し、7月19日に業務を開始しました。文書管理のさらなる厳格化、事務集中化による営業店事務の効率化などを実現するベースができたと考えております。今後はその目的を具現化すべく、さらに緊密な営業活動を行い、皆様からこれまで以上に信頼をいただけるよう努めてまいる所存でございます。
これからも地域の皆様への感謝の気持ちを忘れず、様々な場面で感動を共有できる金庫でありたいと願い、挑戦を続けてまいりますので、今後とも倍旧のご支援・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
理事長 稲葉 直寿


